リフォーム手引き

リフォームなしで和空間を楽しむユニット畳

リフォームなしで和空間を楽しむユニット畳ユニット畳は、システム畳とも呼ばれる置き畳のことです。一般的なユニット畳は、82センチ四方の半畳タイプです。厚さは15ミリと通常の畳より薄くて軽く、持ち運びが容易でフローリングの床にも必要な部分にだけ敷くことができます。

簡単に洋室に和空間ができ、子供の遊び場や家事スペースとしても重宝します。必要のないときは片付けておくことも可能です。小さいので収納にも場所を取りません。洋室を和室にリフォームするには高額な費用がかかりますが、ユニット畳を利用すれば畳の費用だけで大規模な工事も必要ないためコストを大幅に節約できます。
ユニット畳は、置くだけで簡単に設置できます。裏には滑り止めも付いているので、安定性もあります。ただし凹凸のある場所や、柔らかい床は苦手です。フローリングにキズが付かないかなど、ユニット畳を設置する前に床との相性も確認しましょう。


ユニット畳には様々な種類があります。素材で分類すると3種類です。イグサの畳は通常の畳と同じ馴染みのある素材で、抗菌作用や空気清浄作用があります。湿度を調整する機能も持っています。イグサの畳の価格はイグサの品質や産地、織り込まれるイグサの本数などによって決まります。

化学表の畳は、畳表(たたみおもて)に熱可塑性樹脂などの化学製品を使用した畳です。イグサの繊維状にした化学製品を、イグサを織る機械で畳表にしています。摩擦に強く、耐水性があり汚れにくい畳を実現しています。退色もしません。防ダニや防カビ性能にも優れているので清潔です。
色や柄のバリエーションがあるのも特徴の1つで、洋室にもフィットします。
和紙折りの畳は、畳表の原材料に和紙を使用した畳です。化学表の畳の一種で、樹脂でコーティングするなどして化学表の畳と同様の機能を持たせています。丈夫なので長く使えます。