リフォーム手引き

虫が湧く原因を突き止めて適切なリフォームをしよう

虫が湧く原因を突き止めて適切なリフォームをしよう住宅には、虫が発生しやすい住宅、発生しにくい住宅があります。例えば、家屋倒壊の原因となるシロアリは、高温多湿の場所を好んで住み着きます。風通しの悪さが原因で湧くこともあり、この場合は風通しや調湿性を向上させるリフォームが役立ちます。

湿気が溜まりやすい場所に通気口がない場合は、通気口を新たに設置したり、移動させたりする方法も検討しましょう。大規模なリフォームが難しいのであれば、各部屋にエアコンを設置する、こまめにエアコンや除湿機で調湿する、などの対策が現実的です。
換気扇で湿気を追い出す方法もありますが、外のほうが高湿度だと逆効果になるので万能ではありません。

虫が発生する環境は不衛生になっており、ときに食中毒やアレルギーを引き起こすこともあります。庭は虫の発生源になることが多く、それは虫にとって居心地のよい土壌や水分、植物などが存在するためです。

殺虫剤を散布する方法は代表的な虫対策ですが、植物に悪影響を与える可能性がありますし、虫の発生を根本から抑えることはできません。庭で虫が湧いて室内に侵入してくるのであれば、庭のリフォームを検討してみましょう。
庭の樹木を減らす、メンテナンスをしやすくする、などの対策が役立ちます。樹木の手入れが難しいのであれば、定期的に草刈りサービスを利用するなどの対策をしましょう。

虫は水のあるところを好むので、水たまりのある場所は湧きやすいです。例えば、駐車場の塗装はクルマの重みにより、少しずつ凹んできます。凹んだ箇所には水が溜まるので、虫の発生源になることがあります。

塗装は一度やって終わりではなく、定期的な補修が必要です。補修しなければボロボロになり、最終的に穴が開いてしまいます。屋根や外壁の傷みによる雨漏りも、シロアリの発生を促進する要因になるなど、虫対策のリフォームでは水の被害を解消することが重要です。

古くなった住宅ほど虫の発生リスクは上がるため、定期的にリフォームやメンテナンスをしておくことは必須でしょう。